TALKING XYLOPHONE

神秘的な、アパジャという、アフリカの宗教的メディテーションリズムを使って、
深いヒーリングパワーを蘇らせる。
集中と元気の元が欲しい時に。欝な状況も立ち直らせてくれる。


(ジャケットはクリックすると拡大します)

1. Chi・Kuwaboo - Dark sea チ・クワブー 暗黒の海 ( 7:24 ) 試聴
  ダイヤモンド色に輝くチ・クワブーの海の一部が突然にょっきりと立ち上がり、みるみる人の形
になった。そしてそれはプルプルと歪みながら話しかけてきた。

2. To The RAGOLIN Kingdom ラゴリン王国へ ( 7:12 ) 試聴
「するとラゴリンはもうすぐか?」
  マスター・オブレンテは暗い果てしない海を前に勇み立って武者震いした。
「そうじゃとも!この真っ暗な海の向こうが猿の王国ラゴリン!しかも何も見えまい。どう渡
るのじゃ?」

3. Market Of TEMA TEMAの市場 ( 6:27 ) 試聴
ココレレはテマの市場を通りかかった。太鼓や歌が聞こえた。市場の雑踏を顔がただれたも
の、ボロボロのやぶけた服のもの、乞食のようなグリオの集団とすれちがった。

4. From The Horseback 馬の背から ( 8:45 ) 試聴
夜の明けきらない濃紺の空は、くろぐろとした折り重なるように連なるマッスの山並と、それで
も二つになろうとしていた。‥Mの最初の記憶にある風景だ。まるで馬の背のような稜線は
「ホースバック」と呼ばれていた。
  (「数奇なパンロゴ物語」より抜粋)

 

 

CDライナーより

物語とコギリ
 アフリカンザイロフォン−コギリと、独自の取り組みをしているチャンシーの2枚目のアルバム「Talking Xylophone」は、彼の「数奇なパンロゴ物語」という小説と関係が深い。
ここに収められている曲目はすべてこの物語のインプロビゼーションである。

この小説は、チャンシーが2001年~2005年にパンロゴクラブHP、リトルアクラ通信に、異色パンロゴ小説として書き下ろし連載したものである。

物語は西アフリカの村から始まる。主人公のココレレとサンコニャという行き別れた双子の兄弟、太鼓のパンロゴを中心に、海賊のマスター・オブレンテ、タコのスケハチなどのキャラクター達がにぎやかに登場し、他に類を見ない場当たり的おもしろさを持つ説話的小説とでも呼ぶべきもので、現在でも パンロゴ-XのHP書庫で読むことができる。

ところで、タイトルの「Talking Xylophone」とは、もともとコギリが物語に使われることからきている。そのものずばり、コギリは人が喋っているように聞こえることもしばしばある。

物語の愉しみは広くアフリカに存在しており、子供から年寄りまで人々の大いなる心の癒しとなっている。しかもそれは、場当たり的な当意即妙の即興性で成り立っているのである。

現実と物語と音の世界が、切り離されることなく存在するなつかしい世界だ。

音楽的な側面だけでなく、ザイロフォンの持つこのアフリカのライブ感ある説話的な世界をここに共有できることは、文化の違いを超えてコギリの可能性を大きく広げることになるだろう。

コギリの説話的インプロビゼーションが、物語の光景を目の前に立ち現れさせるおもしろさは誰の心もわくわくさせるものである。できるなら、焚き火を前にして夜が更けるのも忘れて聴いてみたいものだ。

数奇なパンロゴ物語 書庫

 

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